紙書籍版『金色のガッシュ!! 完全版』のヒットを祝して、ガッシュ関係者やガッシュファンの皆様をお招きするWEBインタビュー企画「リアルガッシュカフェ」がスタート! ホストはガッシュファンを代表してタレントの喜屋武ちあきさんにご担当いただきます。
記念すべき第1回のお客様は、アニメ「金色のガッシュベル!!」でガッシュと清麿を演じた大谷育江さん(ガッシュ・ベル役)と櫻井孝宏さん(高嶺清麿役)。アニメ収録時の思い出を中心に、ガッシュにまつわるお話をうかがいました。
撮影:尾鷲陽介/構成:鈴木収春
アニメ「金色のガッシュベル!!」オーディション秘話
喜屋武ちあきさん(以下、喜屋武) 私はガッシュのアニメをリアルタイムで観ていて、毎週すごく楽しみでした。今回、完全版で改めて原作も読み直したのですが、ガッシュと清麿のセリフはやっぱり、おふたりの声で再生されます。
櫻井孝宏さん(以下、櫻井) 良かったです。違う人じゃなくて(笑)。
大谷育江さん(以下、大谷) 私たちも原作を読む時はキャストさんの声が聞こえてきますよ。
櫻井 響いてきますね。
喜屋武 当時の収録などで印象に残っていることはありますか? そもそも、ガッシュはオーディションだったんでしょうか。
櫻井 オーディションですね。実はアニメが放映される前に、サンデーのCMですごく短いガッシュのアニメーションがつくられていて、確かそれは別の方が声をやられていたんです。
大谷 そうだったかも!
櫻井 昔、もしかしたらアニメになるのかなみたいな、予告的なフィルムが公開されるのが流行った時があったんですよ。それで、僕はそのままそのキャストさんで決まるのかなと思っていたら、オーディションの案内が来て。
原作もオーディションを受ける前に読みましたね。一生懸命やったら決まって、すごく嬉しかったのはよく覚えています。
大谷 私はオーディションの前はまだ原作を読めていなくて、あの時、すごい人数いなかった?
櫻井 いました!
大谷 会場に原作が置いてあって、大人数に加えてオーディションがペアを組んで行う形式だったので、時間が押して私はけっこう待ち時間があったんです。だから、5巻くらいまで読めてしまって。
櫻井 かなり読みましたね(笑)。
大谷 私、いつもは読むのが遅くて1冊1時間ペースくらいなんだけど、その時はペースが速くて、オーディションに来たのを忘れるくらい物語に入り込んじゃって。それで、オーディションの時にはもうガッシュの気持ちになってたの。
櫻井 インストールできた。
大谷 そうそう。インストールする時間があって、オーディションができたのは良かったですね。私も決まったって聞いた時はすごく嬉しかったです。
怖かったのはあのキャラとあのキャラ
喜屋武 大谷さんは当時すでにたくさんのキャラクターを担当されていたイメージでしたが、それでもオーディションで役が決まるっていうのは嬉しいものなんですね。
私が櫻井さんのお名前を初めて知ったのは「デジモンアドベンチャー」のテントモン役でした。まさにこれからキャリアを積み上げていくというタイミングだったんじゃないでしょうか。
櫻井 まさに。僕は当時デビューして間もなくて、大谷さんはその頃もう大活躍されていましたから。
大谷 えーっ! そう?
櫻井 そうですよ。「やっべ、大谷育江だ」って思いましたから(笑)。そんなテンションだったんで。
喜屋武 やはり共演する上で、先輩・後輩みたいな意識はあるものなんですか。
大谷 私は特になかったですけど。役柄的に清麿は頭が良くて、ガッシュをリードしていく存在じゃないですか。冒頭でこそ、清麿が頭が良すぎるが故に孤立しちゃって、それをガッシュが一番わかって、「清麿が何をした!!?」ってタンカを切って、リードしていく場面もありましたけど。
その後は、どちらかというとガッシュが「一緒に連れてってくれー!」と清麿に付きまとう感じが多かったので、現場でも私は櫻井くんを頼れるお兄さんとして見ていましたよ。
喜屋武 櫻井さんはどうでしたか?
櫻井 ただただ必死でした。僕はキャリアが23年になるんですけど、その中でも3本の指には入る長い作品なんですよ。3年もアニメが続く作品ってそんなになくて。
大谷 そうか、3年も続いていたんですね。
櫻井 もう、毎週ドキドキしてました。確か水曜か火曜の朝の現場だった記憶があるんですけど、映像の前渡しとかはなかったので、現場に行って、ラッシュを観て、テストをやってという流れで。
喜屋武 瞬発力が求められる現場だったんですね。
櫻井 だから、すごく鍛えられましたよね。右隣がいつも大谷さんだったんですけど、言い方は悪いですが、ちょいちょい覗き見していました。台本への書き込み方ひとつを取ってもすごく参考になるし、そうやって自分を組み立てていったようなところはありますね。
演技で勝てるわけはないと思っていたので、とにかくこの「ザケル」はでかい声で言おうとか、最初のほうは特にそんなレベルでしたね。
喜屋武 本当ですか? 櫻井さんにもそんな時期があったなんて……。でも、ガッシュは作品自体も心の力が大事で、声に力が込められていないと、強い呪文はきっと出ないじゃないですか。
櫻井 まさにそうで、小手先でやっても絶対にうまくいかないと思ったんで、気持ちでやろうと、そういう挑み方でしたね。でも、楽しかったですよ。
大谷 楽しかったよね。出てくるキャラもみんな個性があるから、それをどう料理するのかみたいなところで笑い合ったりとか。最初にみんなで映像の通し見をするんですけど、「何あの顔!」とか、「あのナオミちゃんはもう魔物では……」とか盛り上がっていました。
櫻井 ナオミちゃんは怖かったですね。僕はナオミちゃんとビッグ・ボインが怖かったです。ビッグ・ボインは何を考えているのかが全然わからなくて(笑)。
大谷 目が怖かったよね(笑)。
喜屋武 謎が多い登場人物を演じる方々も大変だったのかなと思います。
櫻井 キャラクターもパンチが効いてますし、キャスティングされる方も濃ゆい方が多かった気がしますね。
喜屋武 雷句先生の生み出す世界観が独特ですよね。私はパルコ・フォルゴレのCD(「チチをもげ!」)を買った記憶があります。
大谷 あれ、うっかり聴いちゃうと、気がついたら口ずさんじゃうんですよ。電車の中とかで口ずさみそうになって、あっ、ここで歌っちゃいけないって(笑)。
▲『金色のガッシュ!! 完全版』4巻より、ナオミちゃん/©雷句誠
アニメの先の話が怖くて読めなかった
櫻井 今回、原作の完全版の企画で呼んでいただいたんですが、僕、実はテレビでやったところ(ファウード編)までしか作品を知らなくて。その先の原作がなんか、見られなかったんですよ。
大谷 私も見てないかも。
喜屋武 えーっ!
櫻井 ずっと避けてきてしまって。原作は完結していますけど、アニメシリーズは途中で終わってしまっています。途中だから、魔界の王候補がまだ何人かいるじゃないですか。ガッシュのチーム以外だとブラゴとか。
しかもそのうち、チームになっているティオやキャンチョメ、ウマゴンたちとも戦わないといけないのかな、というところでアニメは終わるんですよ。だから、怖くて見られないというのがありましたね。
ある時、置鮎(龍太郎)さんに「(その先を)読んだ?」って聞かれて、「いや、読んでないです」と言ったら、「読んだほうがいいよ」と強く言われて。
「はい!」って答えたんですけどまだ読めてません。置鮎さん本当にすみません(笑)。置鮎さんもガッシュに出演されてますからね(高嶺清太郎役&ヴィンセント・バリー役)。
喜屋武 では、ぜひこの完全版で最後まで読んでいただいて。2020年2月には最終巻が刊行されます。読むと「あーっ!」って思い出すことも多いですよ。細かい部分でこんなキャラクターもいたんだとか、新たな発見もあったりします。
櫻井 アニメはオリジナルの部分もあったりするんで、記憶という意味では原作とアニメが混ざっちゃっているところはありますね。
大谷 ちなみに……誰かが王様にはなるんですよね。
喜屋武 完結はしているので王様は決まります。
大谷 例えばウマゴンが王様になったらさ、言葉が通じるのかね。
櫻井 そこは……サンビームががんばる。
大谷 サンビームが(笑)。でも彼は人間だから、魔界に行けないからなあ。これだけ時間が経つと細かな部分はうろ覚えなところもありますね。
“やられのリアルさ”を重視していた作品
喜屋武 ふたりが覚えているガッシュでお好きなシーンはありますか。私はさっき完全版の7・8巻を改めて読んでいて、キッドとナゾナゾ博士のシーンがやっぱり切ないなって思いましたね。
櫻井 ベルギム・E・Oとの戦いですね。あれは僕も印象的でした。
大谷 それぞれのペアで素敵なシーンがいっぱいあって。特にペアの別れのシーンは、魔物の子は実際には魔界に帰るから死んじゃうわけじゃないけど、お互いはもう会えないからそれに近い感覚ですよね。
お互いが歪んでいる者同士だけど、最後に消えちゃう前に、お互いにがんばってみるねとサヨナラを迎えたり……。そういう出会いをしたことで、この後、この人は変わるんだろうなというシーンがいっぱいあって。泣けますよね。
櫻井 特に後半は1話ごとにそういうシーンがありましたから。
大谷 終盤になるほど、どんどん魔界に帰っていくしね。
櫻井 今でいうとエモいというか、エモーショナルな作品ですよね。そのオンパレードだったと思います。
僕がシーンを挙げるとしたら、やはり1話ですかね。「ふざけるな」でドーンと「ザケル」が出るっていう、自分の経験値的にもインパクトのある最初の収録で。オンエアもずっと家で待っていて、9時になった瞬間に千綿(偉功)さんの「カサブタ」で始まったのを鮮明に覚えています。当時住んでいた部屋の間取りも含めて覚えていますから。
その前に「デジモン」がありましたけど、アニメが深夜に切り替わりつつある時期に、朝のキッズタイムというのがまた嬉しくて。
大谷 私も毎週録画して観ていましたよ。観てくださる方にどういうふうに聞こえるのかはすごく大切に思っているので。自分がやっているつもりでも、観た時にそういうふうに伝わらないと思ったら、みんなにも伝わらないわけだし。
私は、バトルシーンでやられる時とかに、嘘っぽくないようにというのを心がけていました。
喜屋武 例えば痛みなどを、どうやったら実際は怪我をしていない状態で上手く演じられるんでしょうか。
櫻井 大谷さんはそれができちゃうんですよ!
大谷 私は弟がいて、小さい頃よくケンカしていたのが良かったのかなと。殴られるとどれくらい痛いのかとかを思い出して……。だからそういう役ができるのは弟のおかげかもしれないです(笑)。
殴られて転がる時は、普通だと「ウワーーーーッ!」とか言っちゃうんですけど、本当は息ができないよな、とか。密かに私の中では“やられのリアルさ”を重視していた作品です。
櫻井 例えば顔を殴られた後のセリフと、お腹を殴られた後のセリフだと、体の状態が変わってきますよね。そういう細かいところまで演技ができる人たちばかりの現場だったんです。
当時の僕は、あんなふうにやれって言われてもできないなと、ちょっとつらくなりながら、でもチャレンジしながらやっていましたね。さり気なく大谷さんが教えてくれることもありましたし。
大谷 そうだったかな(笑)。
櫻井 ここはこうすれば良いんじゃないとか、僕の顔を潰さないように教えてくれました(笑)。
大谷 いやいや、でも、よく相談はしてたよね。アニメーションとして話を膨らませて原作とはちょっと違う部分があったりすると、台本を読んでいるだけだと気づかないんだけど、やってみると違和感が出ることもあったり。
だから、こう変えたらどうかとかを一緒にディレクターさんに相談することもあって。
櫻井 そうですね。その場その場で。こうやってアニメはつくっていくんだなと学ばせてもらいましたね。
大谷 ペアだから櫻井くんとは一緒にいることも多かったし、清麿とガッシュが相対する事象が同じだと、私たちが感じることも似通ったりするんですよ。私がここは違和感あるなと思ったら、櫻井くんも同じ違和感を持っていることがある。だから、相談できましたね。
喜屋武 作品でも、戦いの中でガッシュと話し合いながら、清麿が頭脳で勝てる作戦を考えます。そのあたりとも重なるかもしれないですね。
櫻井 そうですね。理解が深まっていくと、いちいち言葉にしなくても戦えるようになる。たぶんガッシュはこうするからと。収録でも似たようなことを感じていたかもしれないですね。
実は、僕はギャグシーンが苦手で難しくて。作品的に、急にそうなったりするじゃないですか。果たしてうまくできているのかな、と思うことが何度かありました。
大谷 全然気づかなかった! でも清麿は、もともとはギャグが言えるキャラじゃないじゃないですか。
櫻井 シュッとしたというか真面目というか。
大谷 その清麿が真面目に「オーーーーイ!」というのが、櫻井くんの苦手な感じとマッチングしていたのかもしれない。そういうギャグが得意な人が、苦手なように演じるのはすごく難しいことだけど。だからキャスティングされたんじゃないですか?
櫻井 確かに、オーディションでは呪文もあれば、ギャグっぽいところも読みましたから、そうかもしれないですね。そうか、なるほどな。ラッキー!
雷句先生からの3つの質問
喜屋武 ここで、雷句先生からおふたりにいくつか質問が届いています。
「こんにちは、雷句誠です。お久しぶりです。『金色のガッシュベル!! Golden Memories』(スマホゲーム)のガッシュ、清麿の声、ありがとうございました。雰囲気やしゃべり方、呪文の叫び方さえも全く昔と変わらず、感動しました。
そこで質問です。昔に演じたキャラクターを、再び演じる時、すぐにそのキャラの声、性格やしゃべり方まで思い出して、キャラになりきれるものでしょうか? それとも、再びキャラを取り戻すために何かやっていることとかありますでしょうか?
レギュラーキャラクターもたくさん持っているおふたりと思います。いかがでしょう?」
大谷 私はキャラの一人称とか、相手に対する呼び方を思い出すとすぐに戻れますね。一人称だと、俺なのか僕なのか私なのか。ガッシュなら一人称は私で、割と清麿やみんなを呼び捨てで呼んでいて。
あと、頷く時にウヌって言ったり、それらを思い出すと戻ってくる感じです。
櫻井 僕は「いくぞ、ガッシュ!」っていうセリフだけで作品を見返したりせずにチューニングできちゃいます。何回も言っていたので、体に染み込んでいますね。
喜屋武 続いての雷句先生からの質問です。
「大谷さんから見て、ガッシュはティオとコルル、どちらと仲良くなると思いますか? 櫻井さんから見て、清麿はスズメと恵、どちらを好きになると思いますか?」
大谷 ……ケース・バイ・ケースというか、いつの時代のガッシュかによるのかな、と。戦いが終わって魔界に帰った後なのか、戦いの最中なのか。
もともとガッシュは持っている気質が戦いたい子じゃないと思うんですよ。なんだったら隠れていたいみたいな。でも、こんなひどい戦いを強いられるんだったら、戦いをしないですむ世界をつくるというところで奮起しているので。
もともとが誰かのトップに立ちたいという子じゃないから、気質として合うのはコルルだと思うんですよ。一緒にいて落ち着くというか。
でも、戦いの最中はティオがとても頼りになるんじゃないかなと思います。もちろん、ティオとコルルも何かを乗り越えればさらに変わるかもしれないし。いつの時代の設定ですかと、ぜひ雷句先生にうかがっておいてください(笑)。
櫻井 雷句先生、なんて質問を……。そうですね。優等生的な答え方になっちゃいますけど、スズメなのかなと思いました、僕は。
恵さんは、なんかちょっとお姉ちゃん的な、憧れとか、戦友とか、あり得ない環境下でのつながりというのがあるので。置かれた境遇でシンパシーを感じているというか。
アニメはけっこうスズメをフィーチャーしているところもあって、すごくチャーミングに描かれているんです。その印象もあって、そこに落ち着くのではと思いましたね。幼馴染的なかたちで。
喜屋武 雷句先生から最後の質問です。
「あと、好きなフルーツを教えてください」
櫻井 困った(笑)。なんですか急に落差があるこの質問は。
大谷 私はブドウが好きです!
喜屋武 ブドウが好きな大谷さんと……。
櫻井 リンゴが好きです!
喜屋武 リンゴが好きな櫻井さんということで(笑)。
心の底からの「バオウ・ザケルガ」
櫻井 そうだ。僕、ガッシュで1回だけ大谷さんに褒められたことがあるんですよ。
大谷 えーっ! 1回だけ?
櫻井 けっこう後半で。別に普段けなされていたわけではなくて、さっきも言ったように大谷さんとは一緒にディスカッションしながらお芝居してて、そのなかでスーッと褒めてくれたことがあって。
詳細なシーンは覚えてないんですけど、それが後半の重要な局面で打った「バオウ・ザケルガ」だったんですよ。「さっきのすごく良かった」って言ってもらえて。
大谷 ごめんね1回しか褒めなくて……。いつも良いなって思ってたよ!
櫻井 いいんです、いいんです。気を遣って言ってるんじゃなくて、本心で言ってくれているのがわかったんで、割とその時は小躍りしましたね。
大谷 「バオウ・ザケルガ」を使う局面って、窮地に立っていたり、すごく大事なところだから。そこで心の底から櫻井くんが「バオウ・ザケルガ」を叫んだんだと思う。清麿がいるからこそガッシュもがんばれるという意味でも、本当に頼りにしていましたよ。
櫻井 ありがとうございます。大谷さんはやっぱり演技に関してストイックですし、だからその言葉が僕は嬉しかったんですよね。
喜屋武 とっておきのエピソードもお話いただいて、今日は本当にありがとうございました! 最後に、おふたりからガッシュファンの皆様にメッセージをお願いいたします。
櫻井 ひとつの何かの作品に携わると、短い期間で終わるものもあるんですけど、長い付き合いになる作品は10年単位という関係性が生まれます。僕はやっぱり声優なので、作品があってキャラクターがあって、やっと僕がいるという感覚と考え方で。
清麿には、きっとあと10年、20年経っても思い出深いし大事なキャラクターだって言えるぐらい、濃密な経験をさせてもらいました。十数年経ってこうして話をできる場が与えられること自体が、本当に嬉しいことだと思います。
ただ、安易にまたテレビアニメをやりたいなというのも違う気がするくらい、僕にとっては大きな作品なんですよね。もちろん、やりたいっちゃあ、やりたいんですけど。
せっかく物語は最後まであるわけなので、今回のようにゲームが動いたり完全版が出たりすると、これはもしかしたら? 何か? あるかも? みたいなウキウキした気持ちを抱えながら、これからもがんばっていきたいです。
また清麿やガッシュに会えたらなと思います。あと、ついに僕も原作を最後まで読む時が来たな、と。
大谷 ガッシュという作品は、魔物の子と人がパートナーになって関わることによってそれぞれが変わっていくし、その変わり方も多岐にわたっている。だから人によってどこが響くとかも変わってくるし、たくさんの人に愛されているんじゃないかと思います。
何かに向かって戦っている皆様にはヒントがあるかもしれないですし、私もバイブルにしている作品。私自身がファンでもあり、ガッシュをやって過ごした日々が自分の中にあるし、ガッシュが自分の中にいるので、またこうして会えたことが本当に嬉しいです。
櫻井くんが言っていたみたいに、どこかで何かがあったらいいなと思いますね。(了)
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